【NSW3日】 NSW州シドニーでロックダウンが継続する中、不動産の下見のためにシドニーの住民が地方部へ出かけることは許可されていることについて、地方部などから疑問や不安の声が上がっていることが分かった。
ウィンターフェスティバルが開催中のバスハースト(Bathurst)のラッジ市議会議員は、ロックダウンでも住宅の下見は免除されていることについて知らなかったとした上で、「率直に言えば、地元住民はホットスポットからの来客をよく思わないだろう」と話した。ニューカッスル・ロータリークラブのグラス会長は「家族に会いに行くのが禁じられて、家を見に行くのが許されるのは公平とは言えない」と不信感をあらわにした。
一方、NSW州不動産インスティチュートのマッキベンCEOは、保健当局は不動産の下見を許可しているとした上で、「下見を代わりにオンラインで行うことは出来ない」として、免除が今後も続くことを希望していると述べた。下見に訪れる人に対し、コロナ検査の義務付けなどはないという。
ソース:news.com.au-Sydney residents in lockdown allowed to travel to regions to inspect properties