【ACT5日】 連邦政府は先週、14日から海外からの渡航者受け入れを50パーセント削減すると発表した。これを受けて、オーストラリアへの航空運賃が跳ね上がっている。
オーストラリアは14日以降、海外からの渡航者数を現行の週6,000人から3,000人に半減する。帰国を望むオーストラリア人3万4,000人にとって、悲痛な知らせだ。
航空券予約サイト「ウェブジェット」によると、7月14日前後のロンドンからシドニーへのエコノミー席の片道チケットは、5,229ドルから3万6,500ドルに渡っている。ハント保健相は3日、「航空会社らは、帰国者数の削減を商業利益に使うことのないように」と警告した。
運賃の高騰だけでなく、オーストラリアへの運航を一時停止する航空会社も出ると懸念される。同様に帰国者数が半減された今年初め、エミレーツ航空はオーストラリアへの運航を一時停止した。同航空会社は現在、ドバイからシドニーへの片道チケットをおよそ1万ドルで宣伝している。
オーストラリア航空代表者会議(BARA)のバリー・アブラムス専務理事は、「航空会社にとって、オーストラリアへの定期便維持は非常に難しい」「パンデミック中も運航を維持し、損失を持ち続けている」「渡航者の削減について事前協議もなかった」と述べ、政府を批判した。
ソース:news.com.au- Warnings as overseas flight prices soar ahead of new arrival caps