【NSW8日】　　マルコム・ターンブル前首相は8日、朝のテレビ番組「The Morning Show」に出演し、オーストラリア国内で新型コロナのワクチン接種が遅れているのは、モリソン政権による「信じられない失敗」だと、厳しく批判したことが分かった。

ターンブル前首相は、連邦政府として最大の役目は多くのワクチンを確保し、全ての人にワクチンを接種してもらうことだが、現政権はこれに失敗したとの見解を示した。オーストラリアは経済協力開発機構（OECD）加盟国でワクチン接種率が最下位だったことが明らかになっており、7月7日の時点で2回のワクチン接種を済ませた人の割合が、国民全体の8％以下となっている。

ターンブル首相は、「他の国のようにもっと強烈なキャンペーンを行う必要がある」と述べ、ワクチンを接種していれば飛行機に乗れるといった、いわゆる「飴とむち」による方法を使うのが最も効果的とする見解を示した。

ソース：news.com.au-Turnbull calls Morrison’s vaccine rollout an ‘incredible failure