【キャンベラ9日】 オーストラリアに対して貿易面で対抗措置をとる中国との関係が一段と悪化している中、近い将来中国との戦争が始まることを懸念しているオーストラリア国民が半数近くいることが新調査から明らかになった。
シンクタンクであるAustralia Instituteが行なった調査は、オーストラリアの他に台湾でも行なっており、両国ともに51パーセント近くの人が「中国からの攻撃を懸念している」と答えている。
オーストラリアは地理的に中国から離れているにも関わらず、台湾と同様に中国を「挑戦的な国」と認識していることが調査から明らかになった。
中国は昨年からオーストラリア産の牛肉、ワイン、麦、シーフードへの追加関税の制裁を行なっていることから、中国との間で貿易面の緊張が高まっているのが要因だと見られている。
同シンクタンクの国際安全保障問題プログラムの関係者は「台湾と同じ半数近くの国民が中国との関係悪化を懸念しているという結果に驚いている」としたが、「 戦争は得策ではないと多数の人が回答しているように、国民はこれ以上の悪化を望んでいない」と述べた。
ソース : news.com.au – Almost half of Australians fear a war with China is imminent