【NSW15日】 NSW州のハザード保健相は15日、新型コロナウイルスのワクチンについて、ファイザー製ワクチンの供給が連邦政府の見通しどおりに増加すれば、接種の年齢基準などについて見直しを行う方針を明らかにした。供給を増やすことで40歳以下への接種を可能とするため、1回目の接種から2回目の接種までの期間を引き延ばす可能性もあるとしている。
現在、国内では40歳以下はコロナワクチンの接種対象となっていないが、連邦政府は10月までには接種対象になるとの見通しを示している。ハザード保健相は、他州より人口が多く若者へのワクチン供給が追い付いていない状況と認めた上で、連邦政府は9月末までにファイザー製ワクチンが入手できるとしていることから、実際にそうなれば現在のワクチンに関する基準は見直す考えを示した。
NSW州は15日、新規の感染者数が65人で、このうち28人が感染力を持ったまま隔離を行わず、普通に生活していたことが分かっている。6月16日に始まった感染爆発から、感染者の総数は約1,000人に達した。ベレジクリアン州首相は、知らないうちに感染を拡大させている人が依然として多いことから、市中感染の数は再び増加するとの見方を示した。
ソース:news.com.au-Brad Hazzard says NSW will ‘review’ Pfizer vaccine eligibility advice after supply increase