【NSW17日】 NSW州政府は17日、新型コロナウイルスの感染者が111人と増加したことを受け、新たな行動規制を導入すると発表した。建設現場での作業は原則禁止とし、小売業の営業は「必要不可欠」なもの以外は今月30日まで店舗を閉鎖するなどの規制が導入される。
営業が許可されるのはスーパーマーケットや薬局、給油所、銀行、ハードウエアショップ、植物販売所、農業用品販売店、ペット用品販売店、郵便局、ニュースエージェントなど。一方、今すぐ行う必要のない修理、建築、改築、清掃などについては、今月30日まで営業を見合わせるよう要請している。電気や水道などの生活に必要な修理は行える。
さらに、外出の際には常にマスクの着用が求められる。屋外での仕事、屋内の買い物、ワクチン接種やテイクアウェイを受け取るために列に並ぶ際もマスク着用が必要だ。同じ世帯に住まない人との自動車の乗り合いも引き続き禁止となっている。
これらに加え、感染者数が依然として高いフェアフィールド、カンタベリー―バンクスタン、リバプールの3市の在住者は、17日午後11時59分以降、医療関係または救急サービスの従事者以外、仕事で自分の住む市を離れることが禁止される。雇用者は、在宅勤務が可能であるにもかかわらずこれを許可しなかった場合、最大1万ドルの罰金支払いを命じられる可能性がある。
ソース:news.com.au-New restrictions for NSW after coronavirus cases spike