【NSW6日】 NSW州政府は6日、シドニー大都市圏内に住む12年生について、アセスメントやHSCのトライアル試験を自宅で受ける新たな計画を発表した。一方、HSC試験をどのように実施するかについては依然として明らかになっていない。12年生の登校については、社会的維持を保てるよう少人数のグループによる登校となりそうだ。
新たな計画によると、学校は生徒や教員が適切な社会的距離を維持できるようにするほか、これに合わせた時間割りを作成する。また州政府は、規制対象となっている8市(Fairfield, Canterbury-Bankstown, Campbelltown, Liverpool, Parramatta, Blacktown, Georges River, Cumberland)在住の生徒については16日からの登校を許可していないものの、ワクチン接種を条件として数週間以内に登校が許可されるとみられている。
NSW州のベレジクリアン首相は「8市に住む生徒は今すぐ対面授業に戻ることが出来ないのは明らかだが、生徒にとって不利益のないようにする」と説明した。規制対象となっている8市に在住または通学する12年生は、8月9日からシドニー・オリンピック・パークに設置される特別ワクチン接種会場で接種が受けられる。
ハザードNSW州保健相は、ワクチン接種対象となる生徒に対し「自分や大切な人を守るためにワクチン接種の機会を利用して欲しい」と呼び掛けた。州政府による当初の計画に反発を示していたNSW州教員委員会は「正気が保たれた」と述べ、これらの変更を歓迎している。
ソース:abc.net.au-NSW HSC students to do trial exams and assessments at home under new plan