【ACT6日】 連邦政府のペイン外務相は6日、オーストラリア中国ビジネスカウンシルで講演し、モリソン政権は“反中”とする声に対し、これを否定したことが分かった。同相は、両国関係について「必然的に変化し続けていく複雑な関係」とし、今後もそれは変わらないとしている。
ペイン外務相は、長年にわたって結ばれてきたルールに対し、何らかの行動を起こしたり問題提議をしたからといって、それが“反中”を意味するわけではないと説明。さらに、「中国からは、われわれが一定の条件を満たした場合にのみハイレベル対話に臨むと言われているが、われわれは対話に条件を設けることはない」と述べた。
一方、中国大使館が昨年、新型コロナウイルスの感染源に関する調査、南シナ海問題、次世代通信規格「5G」通信網からの中国企業の排除など14項目を挙げ、オーストラリア政府が率先していると非難する文書を公表したことについては、これらに応じることは出来ないと妥協しない姿勢をあらためて示した。
ソース:news.com.au-Australia rejects claims it is ‘anti-China’ but insists it won’t stop calling out Beijing’s bad behaviour