【NSW23日】 NSW州の新型コロナウイルス感染者のうち、およそ70パーセントが40歳未満とわかった。シドニーで感染が多い地域は、年齢層が低く世帯人数も多く、大きな打撃を受けた。
同州の議会審問で23日、ケリー・チャント主席医務官は「デルタ株が家庭内に持ち込まれると、全員が感染する」と述べた。
これまでのウイルス種と異なり、子どもの感染も広がっている。保育所での感染爆発もあるが、子どもの感染の多くが家庭内で起こっている。屋外の遊び場での著しい感染は認められていないものの、他の子どもとの交わりを避けるよう奨励される。
チャント氏は、「ワクチンの有効性について、9歳未満の子どもを対象に行われた海外の研究を見てみる」と話した。国内で子どもに対して承認されたワクチンはないが、予防接種技術諮問グループ(ATAGI)は12歳以上へのワクチン接種を検討している。
ソース: news.com.au – Sydney’s coronavirus outbreak hits city’s young