【NSW2日】 自動車専門サイトdrive.com.auの編集者のジョシュア・ダウリング氏は2日朝、ラジオ局2GBの番組に出演し、NSW州政府が“秘かに”スピードカメラの違反基準を引き下げたと批判したことが分かった。制限速度をわずかに超えたドライバーに罰金が科されるケースが急増しているという。
ダウリング氏によると、NSW州は制限速度をわずかに超えたドライバーを検挙する目的で、約9か月前にスピードカメラの違反水準を引き下げたと訴えており、「侮辱的な行い」だと非難した。また、ある男性は制限速度が時速50キロのところを3~6キロ超過したとして、一カ月に4度の罰金支払いを命じられたと話した。
ダウリング氏は、州政府がスピードカメラの表示変更に加え、カメラの違反水準を下げることは、これまでを大きく上回る人を検挙することにつながっていると指摘。「安全のためというよりも、罰金徴収が目的であることは明白だ」とコメントした。州政府は年初から2,200万ドルを低度のスピード違反の罰金として徴収しており、前年同期比で1,500%増加している。
ソース:news.com.au-Lowered speed thresholds catching out Sydney drivers