【ACT3日】 首都特別地域(ACT)のバー主席大臣は3日、新型コロナウイルスのワクチン接種率が70%に達すれば各州の州境を開放できるとするメディアによる“狂った”議論は終わらせるべきとの考えを示したことが分かった。QLD州のパラシェイ首相に続き、州境開放に慎重な姿勢を示している。
バー首席大臣は、連邦政府が指針としているドハティ研究所のモデルについて、デルタ株の全体像が明らかになる前に完成したものだとして、これに従うのは望ましくないことが分かったと指摘。州境の開放には、最低でも80%かそれ以上のワクチン接種率を目安とすべきと訴えた。
国内の感染状況は改善しておらず、NSW州の3日の新規感染者は1431人、死者は12人だった。同州の入院患者は979人で、このうち160人が集中治療室に入っており、63人が人口呼吸器を使用している。同州のベレジクリアン首相は、向こう2週間で感染状況は悪化するとの見方を示した。
ソース:news.com.au-ACT Chief Minister Andrew Barr lashes 70 per cent vaccination target