【NSW3日】　　ショートビデオプラットフォームのティックトックに2日、過去にデザインされたオーストラリアの国旗デザイン5種類を示すビデオが投稿され、現行の国旗を変えるべきかどうかの議論が巻き起こるなど、話題を呼んでいることが分かった。

投稿したのはジャック・トゥーヒー氏で、5種類の旗のうちの一つは「和解旗（Reconciliation Flag）」と名付けられている。同氏が2013年にデザインしたもので、5つの星の横に150の先住民族言語と100の移民言語を象徴する点で円が描かれている。この他にも、先住民族と英国旗を示す配色にユニオンジャックとブーメランを象徴する柄をあしらったものや、オーストラリアを象徴するウルルが逆さまに描かれた（Unsettling）と題するユニークなデザインなどもある。

オーストラリア国旗はこれまで、植民地主義への忠誠を示すものだと批判されてきた歴史もある。トゥーヒー氏は、「オーストラリアが本当の意味で植民地の歴史に別れを告げ、和解の道を進むのであれば、先住民族の若いデザイナーやアーティストに（新国旗の）先頭に立つチャンスを与えるべきだと思う」と話した。

ソース：abc.net.au-TikTok erupts in debate over five proposed replacements for the Australian national flag