【ACT8日】 国際線再開前に、国内で接種された新型コロナウイルスのワクチンが諸外国でも認識されると明確にする必要がある。カンタス航空は、12月半ばにも国際線を再開すると示唆している。
国際線再開後に、接種したワクチンが渡航先の国で承認されていないため、入国が拒否される可能性があると懸念が高まっている。6月、アストラゼネカ製ワクチンを受けたカナダ国籍の人が、米国ニューヨークでコンサート入場を拒否された。米食品医薬品局は同ワクチンを承認していない。米国疫病対策予防センターは後に、世界保健機関(WHO)がリストに上げる全ワクチンを認めるとしてこれを却下した。
予防接種連合のロッド・ピアース会長は、「国境再開後に同様に入国を断られるオーストラリア人が出る可能性がある」と懸念を示す。中国のシノヴァク製およびシノファーム製ワクチンは、ファイザー製より有効性が劣るとの報告もある。ピアース会長は「ロシアのスプートニク製ワクチンが国内で認識されるのかも疑問だ」と話した。両国のワクチンは国内で承認されていない。
ソース : news.com.au ‐ Industry leaders call for clarity on a major stumbling block that threatens all international travel