【QLD15日】 QLD州のパラシェイ首相が、ファイザー製ワクチンを州内の60歳以上にも提供すると決めたことについて、感染病学者などから“若者たちを後回しにしている”と、批判の声が上がっていることが分かった。WA州とSA州でも同様の決定を行っており、QLD州もこれに続く形となった。
QLD州の40歳以下のワクチン接種率は、供給不足に加えて州首相やヤング首席医務官が副反応を懸念するメッセージを発したことなどを背景に、今のところ低調だ。20~24歳の完全(2回)接種率は16%以下、25~29歳は18.3%、30~34歳は21%にとどまっている。
パラシェイ首相は、国民からワクチンを選びたいとの声に応じる考えを示しているが、NSW州立大学で感染学を専門とするマクロ―教授は、首相の決定に対し“衝撃を受けた”とし、「なぜそのようなことをするのか」と述べ、理解できないとの姿勢を示した。
ソース:news.com.au-Queensland, WA, SA’s move to offer Pfizer vaccine to over-60s ridiculed by epidemiologist