【ACT16日】 連邦政府のモリソン首相は16日、米国および英国とのインド太平洋地域における安全保障パートナーシップ「AUKUS」を結ぶことで合意し、両国の支援を受けて原子力潜水艦の建造を進める方針を明らかにした。これにより、フランスの造船会社ナバル・グループと結んでいた潜水艦の建造契約は停止する。
連邦政府は、アデレードで進められていたナバル・グループとのプログラムに24億ドルを注ぎ込んでおり、納税者たちからは税金の無駄遣いと批判の声が上がっているが、モリソン首相はこれまでの拠出を“投資”だとして批判を一蹴した。新プログラムで連邦政府は8隻の原子力潜水艦を獲得する見通しだ。
一方、野党のアルバニージ党首は、ナバル・グループとのプログラム開始から「8年が経過し、3人の首相、6人の防衛相を経て、何十億もの税金が埋没費用となっている」と述べ、新プログラムは歓迎するが、モリソン首相は新プログラムへの拠出額を明らかにすべきとの考えを示している。
ソース:news.com.au-Eye-watering cost of submarine program revealed as Scott Morrison signals increased defence spend