【ACT16日】 国内の数百万人が一年のほとんどを自宅で過ごす中、インフルエンザの感染者数が過去最低水準となっていることが、最新の報告で明らかになった。インフルエンザ患者数は、新型コロナのパンデミック前の2019年には31万人超と過去最高水準だった。
インフルエンザの感染による死者は19年に953人に上り、20年は感染者数が2万人超で死者は37人だった。一方、今年は8月29日までの感染者が435人で、死者は12か月以上出ていない状況だ。また、感染者のほとんどが海外からの渡航者で、ホテルでの隔離生活中に発症していたという。
世界保健機構(WHO)と協力するインフルエンザ関連研究センターのバー教授は、インフルエンザのワクチン接種率が低く、ウイルスも少ないことから、集団免疫力が低下している可能性があると指摘。国境が再開した後に大流行することも十分考えられると警告している。
ソース:news.com.au-Influenza cases hit all-time low in Australia in 2021 Influenza cases have hit an all-time low in Australia this year, but an expert has warned that could be a problem when it eventually returns.