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代替肉を本物と誤解 畜産農家が訴え

【ACT16日】  オーストラリアの畜産農家は16日、上院委員会の質問会に出席し、多くの消費者がベジタリアン向けの「代替肉」を本当の食肉と勘違いして購入していると訴えたことが分かった。「植物ベースの鶏肉」などと表記された商品を、本当の肉と勘違いした消費者から多くの苦情が寄せられているという。

 

消費者は、商品のパッケージに「肉(meat)」の表記があることや、動物の絵や写真が印刷されているため、本物の肉と勘違いすることが多いとみられている。オーストラリア鶏肉協議会のカイト会長は、消費者から「自分たちは買うつもりのない、食べても美味しいと思わない商品を買わされている」と、苦情の声が上がっていると訴えた。

 

また、養豚業界団体のオーストラリアン・ポーク・リミテッドが実施した調査によると、「植物ベースのローストポーク」と表記されたパッケージを見た人の半数が、商品は本物の豚肉と信じたことが分かっている。特に高齢者、低所得者層、英語話者でない人が誤解しやすいという。

 

一方、オーストラリア消費者競争委員会(ACCC)は、現在のところ多くの苦情は寄せられておらず、代替肉商品の表示についても「消費者に誤解を招くとは考えにくい」との見解を示している。

 

ソース:news.com.au-Farmers claim Aussies being ‘duped’ into buying ‘fake meat’: inquiry

 

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