【ACT18日】 フランス政府は17日、オーストラリアが同国と交わしていた潜水艦建造計画を破棄し、米国と原子力潜水艦を配備することを決めたことを受け、駐米大使と駐オーストラリア大使の召還を決めたと発表した。フランスは契約破棄について「極めて深刻な事態」だとしている。
フランスのルドリアン外相は声明を発表し、潜水艦の共同開発破棄について「われわれの同盟関係およびヨーロッパにとってのインド太平洋の重要性において、深刻な結果を招く」と述べ、「受け入れられない行為」と強く非難した。
原子力潜水艦計画は、中国をけん制したものとみられているが、500億ドル規模の潜水艦建造契約を不意に破棄されたフランスはこの決定に強い怒りを示しており、大使の召還という対抗措置に踏み切ったとみられている。
ソース:news.com.au-France recalls ambassadors to Australia, US in submarine row