【ACT19日】 オーストラリアはフランスとの潜水艦建造計画を破棄し、米国から原子力潜水艦の建造技術を受けることを決めた。フランスは「オーストラリアは嘘をついた」と激しく非難する。
オーストラリアは16日、米英との新たな安全保障協定”AUKUS(オーカス)”を結び、米国から原子力潜水艦建造技術を受けると発表した。これにより900憶ドル規模の計画が破棄されたフランスは、事前に知らされていなかったと憤慨した。
フランスは駐豪大使を呼び戻し、ジャン=イヴ・ルドリアン外務相はテレビ番組で、「豪米は嘘をついていた。侮辱であり、信頼を裏切る行為だ」と述べた。
ダットン国防相は、「フランスとの計画について、正直に懸念を表明してきた」と主張する。また、「フランスの憤慨は理解できるが、インド太平洋地域の情勢が変わりゆく中で、国益のために動かなければならない」と加えた。2030年台末に潜水艦が完成するまで、オーストラリアは米英から潜水艦をリースまたは購入を検討している。
モリソン連邦首相は20日、「フランスの潜水艦建造は、もはや最善の選択でないと理解してもらえるだろう」「大使召還の決断は理解できるし、尊重する」と記者会見で話した。
ソース : news.com.au – Peter Dutton defends French sub snub, claims Australia did not lie to France