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QLDフレーザー島 先住民の呼び名に改名へ

【QLD20日】   QLD州政府は、世界遺産にも登録される同州のフレーザー島を、先住民族が呼ぶ元々の名称に変更する考えを支持した。フレーザー島は同州で最大、国内でも6番目に大きい島で、砂丘は最大で高さ240メートルを超える。

同島と周辺水域およびオーストラリア本土の一部は、先住民のバッチュラ族からK’gari(クガリ)と呼ばれ、「楽園」を意味する。グレート・サンディ国立公園内にあり、長年にわたって元々の名称に変更するよう求められてきた。

1830年台、島の名前の由来であるエリザベス・フレーザーが乗船していた船が同島で難破した。バッチュラ族によると、この事件が先住民の大虐殺と所有権奪取につながった。

QLD州のスカンロン環境相は先週末、同島で「バッチュラ族と関係者、地域と連携してクガリへの正式な改名に向けて取り組む」と話し、島の改名を支持した。

同州では他に、ミンジェリバのナリー・ブジョング・ジャラ国立公園(ノース・ストラドブローク島)、マルガンピンのギーバラム・カナンガイ国立公園(モートン島)を先住民の呼び名に改名した。どちらもクアンダムーカ族の生地だ。

ソース : news.com.au – Fraser Island to be renamed K’gari following indigenous-led campaign

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