【VIC21日】　　　メルボルンで21日、前日に続いて建設業の作業一時停止を誘因とする大規模な抗議活動が行われ、高速道路を閉鎖する事態に発展した。

マスク非着用の建設作業員やワクチン反対派など、抗議者数千人が2日連続で市中心に集まり、高速道路のウエスト・ゲート・フリーウェイに押し寄せた。VIC州交通局は午後2時過ぎ、高速道路を閉鎖すると発表してドライバーらを迂回させた。抗議者が警察官に向かってガラス瓶などを投げつける暴力行為も確認され、警察は催涙ガスやゴム弾を使用した。

抗議活動の主催者は、要求が満たされるまで抗議を続けると誓い、メッセージアプリを通して「仕事着で、友人家族を連れてきてください。飲食物も持参で」と参加者らに促した。

アプリに投稿された”要求”には、「緊急事態権限の即座の撤廃、ロックダウンの終了、マスクとワクチン接種義務化の廃止、州首相と主席医務官の辞任、州政府のパンデミック対応に関する王立委員会、平和に抗議する市民を攻撃する警察官の起訴、建設業界の全作業再開、イベルメクチンとビタミン剤、亜鉛の大量配布」が含まれた。抗寄生虫薬のイベルメクチンが新型コロナウイルスに有効であるかは明らかにされていない。

ソース : news.com.au – Wild protesters force closure of Melbourne freeway as trade union and anti-lockdown tensions merge