【QLD23日】　　2019年にヨットで単独世界一周の最高齢記録を達成した英国人女性のジーン・ソクラテスさんは、父親の故郷を訪ねて昨年オーストラリアへ渡った後、新型コロナの感染拡大のため、自宅のあるカナダへ戻れない状況が続いている。ソクラテスさんはオーストラリアでの生活を満喫しており、コロナ収束後には再びボートで旅に出たいと夢を膨らませている。

ソクラテスさんは、2019年に77歳で単独世界一周を達成し、最高齢記録を打ち立てたが、20年にビル・ハットフィールド氏がこれを塗り替えている。ただ、最高齢の「女性」として記録を維持している。ソクラテスさんは、これまでに4回の世界一周旅行を単独で行っており、過去には嵐に見舞われたりボートが沈むなど波乱に満ちた経験をしてきたという。

オーストラリアには昨年2月に到着し、6月にはボートがあるカナダへ一度戻り、その後再びボートでオーストラリアへ戻ってくる予定だったという。ソクラテスさんは来年80歳になるが、まだ旅から引退するつもりはなく、難易度の高い西回りのコースで再び世界一周の最高齢記録を目指したいという漠然とした考えはあると述べ、意欲を示した。

ソース：abc.net.au-World’s oldest female solo, round-the-world sailor Jeanne Socrates unable to get home