【シドニー25日】 シドニー大都市圏内での公共プールの利用が27日から可能になるが、コロナウイルスのワクチン接種の有無に関係なく利用できることで、市民には懸念する声もある。
NSW州政府によると「今月27日から屋外の公共プールが開放され、自身の在住市(LGA)内または在住地から5キロ以内での利用が可能になる」としているが、スタッフのワクチン接種は必須とならない。
同州では、ワクチン接種完了70パーセントをロックダウン規制の緩和の目標としており、10月11日頃が目安と予測されている。
屋外プールの解禁は、Bayside、Blacktown、 Burwood 、Campbelltown 、Canterbury-Bankstown、Cumberland、 Georges River、 Fairfield、Liverpool 、Parramatta、 Strathfieldのほかペンリスの12地域を含むホットスポットに指定されている地域にも適用される。
解禁される公共施設は、コロナウイルス感染予防対策が徹底されることになっているが、それでも地域住民の中には不安を感じる人もあるという。
州政府は「プール利用者はQRコードのチェックインが必要で、予防接種完了の証明書を提示すれば、最大5人まで(12歳以上が対象)のグループで利用ができる。証明書の提示がなければ、自分ともう1人の最大2人までで利用可能となる」と記している。