【ACT29日】 オーストラリア政府が導入する新型コロナ関連の規制について、米国フロリダ州のデサンティス知事が、中国のように権威主義的であり「常軌を逸している」とコメントしたことが分かった。同知事は、かねてよりロックダウン(都市封鎖)に反対姿勢を示している。
デサンティス知事は、フロリダ州タンパで行われた国際造船エキシビションで講演し、オーストラリアは1年半にわたり軍力まで投入しロックダウンを強制しているとして、「自由な国とは全く言えない」と述べた。さらに、そのような国は共産主義の中国よりも自由な国といえるのかと問いかけた。
フロリダ州では、店を訪れる顧客に予防接種証明の提示を求めることを禁止するなど、米国の中で新型コロナ関連の規制に反対する姿勢を示してきた。デサンティス知事は「われわれが禁止しなければ、その他の州もこれに従わなかっただろう」と自身の政策を評価した。一方、米国は現在、デルタ株の拡大による第5波の真っただ中にあり、一日の感染者数は11万5,000人、死者1,700人に上っている。
ソース:news.com.au-‘Off the rails’: Florida Governor Ron DeSantis blasts Australia’s Covid restrictions