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住宅価格の年間成長率 32年ぶり高水準

【ACT1日】  オーストラリア国内で9月の住宅価格の成長率が1.5%増となり、年間成長率は20.3%と32年ぶりの高水準となったことが分かった。住宅価格は依然として高騰しているが、伸びの早さは鈍化している。初回住宅購入者たちは、高額となった前払い金を用意できなくなっているという。

 

調査会社コアロジックによると、住宅価格の9月の伸び率は過去8か月間でもっとも緩やかだった。コアロジックのローレス研究所長は、「住宅市場が3月以降、成長速度のピークを過ぎたことははっきりしてきている」と述べた。3月の成長率は2.8%だった。

 

コアロジックは、住宅価格の伸びが鈍化したことについて「世帯収入よりもかなり早い速度で住宅価格が上昇し、頭金が上昇したことはほとんどの人にとって住宅購入を困難にしている」と述べた。全国の住宅価格の中央値は67万4,848ドル、シドニーでは106万ドル、メルボルンは77万5,142ドル、キャンベラは83万8,904ドルとなっている。

 

ローレス氏によると、シドニーで住宅購入を検討している場合、必要となる頭金は住宅価格の20%となる26万2,300ドルだという。

 

ソース:news.com.au-‘Higher barriers’ for first-time buyers slowing property price surge

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