国際

台湾、中国の攻撃に備えて豪に支援求める

【ACT4日】   1日以降、台湾の防空識別圏に中国の軍機など数十機が進入した。台湾はオーストラリアに対し、情報共有と安全保障協力の強化を求める。

ABC局の番組「チャイナ・トゥナイト」内で台湾のジョセフ・ウー外交部長は、「中国が攻撃を開始すれば反戦し、最後まで戦う」「オーストラリアを含む、同じ考えを持つ国家と情報を共有し、安全保障協力の強化に努めて戦いの準備に備えたい」と話した。同氏はまた、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への加盟をオーストラリアが支援したとして、感謝を示した。

オーストラリアは台湾と正式な外交関係を持たないが、対話を通して平和的な解決を求めるよう中国と台湾に呼び掛けてきた。

オーストラリアと米国は、先月の外務・防衛閣僚協議(AUSMIN)後に「重要なパートナーであり、民主主義を主導する台湾との連携を強化する」と公式発表した。さらに今年初め、台湾を巡って軍事衝突が発生した際の対応策について協議していたことも明らかになった。

ニューサウスウェールズ大学で防衛アナリストを専門とするクリントン・フェルナンデス教授は、来年の北京冬季五輪前に中国が台湾を攻撃するとは考えられないが、2024年の米大統領選を前に高圧的な動きが出る可能性があると警告する。

ソース: abc.net.au – Taiwanese Foreign Minister warns his country is preparing for war with China, asks Australia for help

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