【ACT5日】 モリソン連邦首相は先週、11月には海外渡航を再開すると発表した。ワクチンパスポートが予定通りに進まなければ、空港で長時間の遅れや混乱が懸念される。
来月初め、国内のワクチン完了率は80パーセントに達する見込みだ。これを受けてモリソン首相は海外渡航再開を発表したが、航空会社や旅行会社は「乗り越える問題がいくつかある」と警告する。
米国で今週行われた旅行カンファレンスで、国際航空運送協会(IATA)はワクチンに関する規制の一貫性を求めるとともに、特に国内市場では接種を義務付ける必要はないと訴えた。また、ワクチン接種を確認するシステムがスムーズに行われなければ、空港で最大8時間待つ可能性があるという。
IATAとカンタス航空を含む航空会社らは、国際的なワクチンパスポートの開発に向けて急ピッチで取り組んでいる。旅行者はデジタル証明アプリ「IATAトラベルパス」を通し、新型コロナウイルスの検査結果とワクチン接種状況を空港職員などに証明できる。また、アプリ内で旅客の健康状態と特定の便を照合し、渡航先の入国条件を確認したうえで旅客と航空会社の双方に許可を出す。
ソース: news.com.au – Airports, airlines warn of lengthy delays and chaos if vaccine passport technology not perfected