【ACT7日】 連邦政府のフライデンバーグ財務相は7日、召喚されていたフランスの駐豪大使がキャンベラへ帰任したことを受け、両国の関係が修復に向かうとして歓迎する姿勢を示した。フランスは、オーストラリアが同国との潜水艦計画を破棄したことから先月、大使を召還していた。
フランス政府のルドリアン外相は先に、潜水艦計画の破棄について「背中を刺されたよう」だと述べて批判していたが、6日夜にテボー駐豪大使を帰任させる方針を明らかにした。同外相は、同大使はオーストラリアとの友好関係を再定義することと、潜水艦計画破棄の決定を受けてフランスの国益を固守することの2つの任務を果たす必要があると説明した。
2020年に着任したテボー駐豪大使は先月、計画破棄についてメディアを通して知ったとして、政府間で適切な協議が行われなかったことに大きな失望と怒りをあらわにしていた。ただ、フライデンバーグ財務相はこれまで、モリソン首相がマクロン首相と言葉を交わしたかについて明らかにしておらず、「両国の間では常に多様なレベルの話し合いが行われている」とコメントした。
ソース:news.com.au-Josh Frydenberg welcomes return of French ambassador to Canberra after subs deal furore