【NSW12日】 NSW州議会で14日、安楽死合法案が正式に導入される。
安楽死法の改正を推し進める無所属のアレックス・グリニッチ議員は12日、安楽死の合法化を支援する署名10万人分を議会に提出し、「州首相、野党、議員全員と連携して今年中の改革を目指す」と述べた。同議員の法案は、州政府や無所属、野党労働党など党派をまたいで国内議会史上最多の28議員から支持を受けている。合法化されればすでに施行済みの他州に続き、残された時間の短い不治の病を抱える人に選択肢を与える。可決後、施行までさらに18か月要する。
ペロテット州首相は、「私は安楽死に反対するが、議員の良心による投票は許可する」と話す。州野党労働党のミンズ党首も支持しない考えを示す。
安楽死は、病状が進行して6か月以内に死亡、神経変性では12か月以内に死亡が予想され、苦痛を緩和できないケースに限られる。訓練を受けた医師2人の承認が必要だ。
NSW州議会は2017年に安楽死法について討議したが、上院議会でわずか1票差で否決された。
ソース: news.com.au – Record support for NSW voluntary assisted dying bill to enter parliament this week