【NSW19日】 パンデミック初期、中国から到着した航空機の清掃に懸念を示した従業員が解雇させられていた。NSW州労働安全局(SafeWork)は、カンタス航空の地上職部門を告訴する手続きをした。
カンタス航空は、航空機の安全に懸念を示した清掃作業員のテオ・セレメティディスさんに対し、示威行為を誘発している可能性があるとして、調査が行われている間は出勤しないよう言い渡した。
労働安全局によると、同社がとった措置は差別行為に当たる。
カンタス航空は、「従業員には法的メカニズムに沿って懸念を示すよう奨励する」「中国からの到着機から新型コロナウイルスの陽性者が出たことはない」と主張。当時、同航空会社は清掃担当者に個人用保護具(PPE)を提供していなかった。カンタス側は、2020年2月7日にセレメティディスさんに帰休を命じ、3月30日に他の従業員2万人とともに解雇したと断言する。
交通運輸労働組合(TWU)はセレメティディスさんに代わり、労働安全局とともに告訴の手続きに入った。
ソース: news.com.au – Qantas charged under work health and safety laws for standing down employee over Covid-19 concerns