【NSW23日】　　NSW州では、ロックダウンが解除となり通常の生活に戻りつつある一方で、深刻な労働力不足が懸念されていることが分かった。中でもホスピタリティーや農業セクターで、仕事の急増に労働力が追い付いていない状況となっているようだ。

NSW州のペロテット首相は、移民や技術労働者や留学生の減少によって、多くの業界が労働力不足に陥っていると指摘。先週、ロックダウン解除に伴い、取引の割合が200％上昇した一方、労働力は50％低下したことは「非常に難しい状況」だとし、連邦政府と問題解消に向けて協議を進めていると説明した。

ペロテット首相はまた、連邦政府との協議について、労働時間の規制緩和を検討していることを示唆し、「何とか踏ん張って欲しい」と述べた。ただ、同時に仕事へ復帰していない人たちを復帰させることが最優先課題との姿勢を示し、これは失業率は高いのに需要は低いという状況に比べれば、「良い挑戦だ」と話した。

ソース：news.com.au-NSW Covid cases on the slide but newly-reopened state faces looming labour shortage