【メルボルン30日】 VIC 州の年次報告書によると、同州の病床が逼迫状況になっており、医療システムに支障があることが明らかになった。
この報告書によると、重症患者が何ヶ月、何年もの間待機しなければいけない現状であり、救急サービスもこれ以上の対応を継続できない状況に陥っているという。
影の保健省のスポークスウーマンはこの状況を「医療システムは危機的状況にある」とし、 「データから、メンタルヘルスの危機や待機手術や歯科の順番待ちリスト、救急車の応答時間の問題を考慮すると、医療システムの重要な部分に問題があることが明らかになっている」と指摘している。
データによると、救急患者のたった68%が予定通りに治療を受けており、緊急メンタルヘルス患者の54%のみが必要とされている8時間以内の入院が可能となっている。また、救急外来も問題を抱えており、多くの病院が40%近くの救急患者を病院に到着から目標時間の40分以内に迎えることができない状況だという。
ブレット・サットン州主席医務官は「医療現場の現状は理解している。コロナウイルス対策と並行して懸命に対処している」と答えている。
ソース: news.com.au – Georgie Crozier slams Victorian government over underfunded health system in crisis