【ACT22日】 国内で、ワクチンを接種した人に対する報酬を装う詐欺のテキストメッセージが横行している。接種済みの人は特に警戒する必要がある。
詐欺内容は、ウェブサイトへのリンクとともに「保健局:記録によると、あなたは新型コロナウイルスのワクチン接種に伴う報奨金を受け取る資格があります。詳細は:」などのメッセージ。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)の補助機関スキャムウォッチは、接種の報奨金はないとしてリンクをクリックせずメッセージを削除するよう促す。
パンデミック中は詐欺による損額が倍に膨れ上がった。今年9月のNSW州とVIC州のロックダウン中、政府の財政支援を利用しようとした小規模事業を狙った詐欺が発生した。また、メルボルンの病理学検査所を装って患者に「新型コロナウイルスに陽性を示した」と偽の情報を伝える詐欺もあった。
いずれもリンク先を訪問するとマルウェアに感染する。URL内に“Gov” や “MyGov” などを含み、正当なウェブサイトに見えるよう洗練されてきており、テキストやソーシャルメディア、メールに添付されたハイパーリンクをクリックしないこと。また、テルストラなど通信会社からであっても、見知らぬ人にコンピューターへのリモートアクセスを許可してはならない。電話帳や過去の請求書、ネットで検索するなどして、連絡先の正当性を確かめることも重要だ。
ソース : news.com.au – Warning issued over scam message targeting vaccinated Australians