【ACT27日】 連邦政府は27日、新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」が確認されたことを受け、アフリカ南部9か国からの渡航制限を「即時発効」すると発表した。また、これらの国を14日以内に訪問した旅行者に対し、即時の自己隔離を求める措置を導入した。
連邦政府のハント保健相とケリー首席医務官は、世界保健機構(WHO)を「懸念すべき変異種」に指定したことを受け、迅速で断固とした決定が求められたと説明した。過去14日間に該当の9か国を訪れた市民権を持たない渡航者の入国を禁止することも決めている。渡航禁止者には、留学生や技術移民者も含まれる。
連邦政府はさらに、これら9か国を出発する航空便も「安全措置」として、14日間の運行停止とした。規制対象に指定されたのは、南アフリカ、ナミビア、ジンバブエ、ボツワナ、レソト、エスワティニ、セイシェル、マラウィ、モザンビークとなっている。
オミクロン株は、世界の疫学者にとってまだ未知の変異種だが、WHOは声明の中で、「多数の変異がみられ、その中には非常に懸念されるものが含まれている」と説明している。
ソース:news.com.au-Australia tightens quarantine rules in response to Omicron Covid variant