【QLD9日】 QLD州のバイオテクノロジー企業、ヴァクサス(Vaxxas)は、針を使わないワクチン用のパッチ開発を進めていることが分かった。保健当局が新型コロナのブースターワクチン接種を奨励するなか、“世界有数”のテクノロジーに期待が集まっている。
パッチを使ったワクチン接種では、高密度に配置した基盤となるマイクロアレイを使用。皮下に1ミリメートルの4分の1の深さで約10秒間接種する。ヴァクサスのフォースター最高執行責任者(COO)は、簡単な接種方法は、開発途上国や地方部における使用に理想的だと説明した。
フォースターCOOによると、パッチは最高40度の場所での保管も可能だとして、地方部などのコミュニティへの輸送も簡単だという。製造工場はブリスベン北部のハミルトンで建設が始まっており、23年に完成予定だ。製造が開始されると、年間約3億回分のワクチン製造が可能だという。
ソース:new.com.au-Qld biotech company Vaxxas offers vaccine solution for needle phobia