【キャンベラ17日】 ダン・テハン連邦貿易相は、17日に英国と自由貿易協定(FTA)を正式に締結したことを発表した。
これを受けてスコット・モリソン連邦首相は、「対ニュージーランド以外での最も包括的で積極的なFTAになる」とし、英国からの輸入商品がそれぞれ どのくらい値下げになるかはまだ未定だが、オーストラリアのビジネスや家庭での消費が年間2億ドル近く節約されるようになる、と述べた。
FTAにより、酒類、化粧品、チョコレート、車などの製品が値下がりする予定。英国の人気ブランド、ランドローバー、カドベリー、ジョニー・ウォーカー、ラッシュ、ダイジェスティブビスケットやその他の製品が、向こう5年間ゼロ関税率になる。
また、英国へのワーキングホリデービザの年齢制限も30歳から35歳に引き上げになり、これらのビザの滞在期間も2年から3年に延長になる。
この他に、豪国内の農家やビジネスも、輸出向け製品への関税が99パーセント以上撤廃されることになり、また、ビーフ、ラム、砂糖産業も向こう10年間の関税が撤廃されることから、輸出が活発になると期待されている。
news.com.au – Aussies to pay less for British food, cars, cosmetics and alcohol as major trade deal is locked in