【ACT5日】 男子テニス世界1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が、新型コロナウイルスのワクチン接種を医療的に免除され、今月の全豪オープンテニスに出場すると発表した。同選手はこれまで、自らの接種状況について口を堅く閉ざしてきた。
発表を受けて、批判の声が多数上がっている。メルボルンのスポーツアナウンサー、アンディ・メイハー氏は「ジョコビッチ選手はパンデミック下で驚くべき自由を手にした。偉大な選手だが、不可欠ではない」と投稿した。元AFL選手のコーリー・マクカーナン氏も「瀕死の家族に会いに行けない国民がいる。接種なしでカフェも行けないのに、世界ランキング1位は許可証をもらえるとは恥辱だ」とコメントした。
テニス・オーストラリアは4日夜、「ワクチン接種を受けないジョコビッチ選手に出場を許可していない。免除は、技術的諮問委員会(ATAGI)およびVIC州政府が任命した審査パネルから成る2つの独立機関が審査した結果による」と声明を発表した。
VIC州政府は、ワクチン接種を受けない選手は出場できないとの姿勢を貫いてきた。
モリソン連邦首相は先立って、ワクチン接種を受けない選手は14日間隔離する必要があると発表している。開幕を17日に控え、ジョコビッチ選手の隔離は不可能だ。
ソース: news.com.au – Should be ashamed’: Australia disgusted as Djokovic receives vaccine exemption