【ACT17日】 スーパーマーケット大手のウールワースは、新型コロナウイルスに感染した従業員を働かせていたとして、提携する食肉処理業者の商品販売を一時停止した。
食肉処理業テイズ・オーストラリアのSA州支部で、10~13日にかけて陽性の従業員が作業していたと明らかになった。この間、400人近い従業員のうち少なくとも140人が陽性だったとされる。
同州で食肉処理業は必要不可欠な業種として、症状がなければ陽性でも勤務が許可される。処理できなければ食肉は廃棄処分されるため、陽性の従業員も駆り出され、着用するヘアーネットの色を変えて陽性の従業員を区別した。ある従業員は、「ヘアーネットでの区別は屈辱的。陽性の同僚とトイレなど共有するのもぞっとした」と話した。
ウールワースは16日遅く、同社SA州支部の商品販売を無期限に一時停止すると発表した。また、同州保健局が先週決定した、陽性従業員に対する例外的な方策との関連はないとする。
テイズ・オーストラリアは、従業員を強制労働させたとの訴えを退け、公衆保健命令に沿って責任を持って事業活動を行っていると主張する。過去7日に陽性を示した従業員はおらず、症状がないまたは7日間の隔離を終えた体調の良い従業員に限定して、復職を許可したという。
ソース:news.com.au- Woolworths suspends dealings with meat supplier over claims Covid-positive staff ‘forced to work’