【NSW22日】 オーストラリア・レプタイル・パークは22日、シドニー周辺で数週間にわたり雨が多く高温の天気続いていることから、毒性のあるシドニージョウゴグモの繁殖に適した環境となっており、今後、急増する可能性があると警告した。
爬虫類・クモ類の飼育員であるハーマン氏は、シドニージョウゴグモは洗濯部屋、ガレージ、置きっぱなしの靴の中など、涼しく湿った場所を好むとして、靴を履く前にクモが隠れていないか確認するなど、注意して欲しいと呼び掛けている。
さらに、ハーマン氏はクモを発見した場合、抗毒素を作るため、殺さずに捕獲した上で、レプタイル・パークへ持ってきてほしいとしている。捕獲の際には、園芸用手袋と長袖シャツと靴下を着用し、厚手の靴をはくことを勧めている。
捕獲方法は、口の広い空き瓶を用意し、蓋に空気穴を開けた後、瓶を逆さまにしてひクモにかぶせる。クモは跳んだりグラスを這い上がることはできないが、十分注意すること。瓶をかぶせた後、厚紙などを瓶の口の部分にスライドさせて蓋をしたまま再び瓶をひっくり返す。クモが瓶の底にいるのを確認し、湿らせた綿棒を入れて蓋をする。直射日光や高温でない場所で保管する。
ソース:news.com.au-Sydney warned of funnel-web spider influx after storms