【ACT28日】 台湾の前副首相で、米国のジョンズ・ホプキンス大学で公共衛生学で博士号を取得した陳健仁氏は、オーストラリア、台湾、日本、欧州、北米で今年6月か7月までに、新型コロナを取り巻く状況が改善すると予想していることが分かった。ワクチン接種率の高さが理由だという。
陳氏は、副首相時代に新型コロナへの迅速かつ強硬な対応が高く評価されている。陳氏は、厳しい規制は市民の間に「疲労」を生み出すと指摘し、代わりに「巧みな干渉」を導入したほうが効果があるとしている。例えば、濃厚接触についての厳密な追跡調査、マスク着用や厳重なホテル隔離、感染状況について市民に透明性を維持することなどがある。
さらに陳氏は、人々のウイルスに対する感じ方は変わってきており、「もはやCOVIDは以前のCOVIDではない」と分析。その上で、われわれはすでにこのウイルスに対する良い防衛力を備えており、これを上手く終息させるためには、「良いガバナンスと良い市民教育」が成功のカギとの見方を示した。
ソース: news.com.au-Epidemiologist’s major Covid-19 prediction for 2022