【ACT3日】 ポール・ケリー首席医務官は3日、新型コロナウイルスのオミクロン株が冬に再び感染拡大すれば、高齢者介護施設でさらに数百人が犠牲となる可能性があるとの見方を示したことが分かった。未接種者のワクチン接種や接種完了者のブースター接種を奨励している。
国内では昨年7月1日以降、介護施設に入居する777人以上が新型コロナに感染し死亡しており、このうち今年1月以降に死亡した人は少なくとも470人に上ることが分かった。ケリー首席医務官は「最善を尽くしても、感染抑制を行っても、今後さらに死者が増える危険性はある」と述べた。
一方、国内の高齢者介護施設のうち99%で、入居者にブースター接種が提供されたが、接種を受けたのは3分の2以下だった。ケリー首席医務官は、高齢の入居者がブースター接種を受けるかどうかの決定は、多くの懸念事項があると認めた上で、しっかり検討することが重要との見解を示した。
ソース:news.com.au-Professor Paul Kelly warns of more aged care Covid-19 deaths