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学校の授業時間を大改革? NSW

【NSW8日】   NSW州のペロテット首相は、学校の授業時間を大改革する考えを示した。女性の復職を奨励する狙いだ。

ペロテット首相は「午前9時から午後3時の授業時間は、現在のライフスタイルに合わない。学校前後の学童保育問題、保育所の教育にも問題が出る」と話した。今年中に授業時間延長が試験的に開始され、参加を希望する学校が募られる。

NSW州の教師連合はこれに対し、「生徒の監督は学校の副産物であり、主要目的ではない」と考えを否定した。

現在の授業時間は1880年に設定された。学校によって多少のずれはあるものの、140年経った今もほとんど変わらない。

一方、家庭内の収入が1人だった1880年当時から、現在は共働きが7割近くに増えた。全世帯のおよそ15パーセントが一人親世帯で、学校と仕事のバランスのストレスがさらに増す。一人親で仕事をもつおよそ41万6,000世帯のうち、78パーセント以上が母子家庭だ。

シドニー南西部のメリーランズ・イースト小学校は10年前、保護者の72パーセントの賛成を経て午前8時から午後1時15分に学校時間を変更した。午前の休憩時間はあるがランチタイムはなく、授業時間数は他校と同じだ。「うまくいっている。元の時間帯に戻そうと思ったことはない」とジョン・ゴー校長は話した。

ソース: abc.net.au- NSW Premier Dominic Perrottet wants to shake up school hours — this is what it could look like

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