【ACT11日】 連邦政府のリー環境相は11日、東部州に生息するコアラを絶滅危惧種に指定したことを明らかにした。過去2年間で山火事や土地の区画整理、干ばつや病気などの影響を受けて、数が激減しているという。
世界的にオーストラリア特有の野生動物として知られているコアラだが、ちょうど10年前に「危急種(vulnerable)」に指定されていた。環境活動家は、これまでコアラを十分保護してこなかったことを批判する一方、絶滅危惧種に指定する決定を歓迎した。
政府系アドバイザリー団体、脅威の種科学委員会(Threatened Species Scientific Committee) の調べによると、コアラの個体数は2001年の18万5,000頭から、2021年は9万2,000頭と半減している。専門家の一人は、何も対策を講じなければ、2050年までにコアラは絶滅する可能性があると予測している。
ソース:news.com.au-Australia warns koalas ‘endangered’ as numbers plunge