【キャンベラ12日】 オーストラリア予防接種諮問委員会(ATAGI)は、ブースター接種なしの場合のオミクロン株への有効性を新調査で明らかにした。
ATAGIによると、ファイザーあるいはアストラゼネカ社のワクチンを2回接種した場合の効果は、オミクロン株に対して80パーセントから4ヶ月後にはほぼゼロ近くになるという結果になり、 120日後には2回接種者は予防効果の50パーセント近くを失うことが明らかになった。また、オミクロン株による入院予防効果も52パーセントに減少しているという。
だが、ブースター接種をすることで入院予防効果が88パーセントになるとし、ATAGIは「ブースター接種をすることで症候性感染の予防効果が高くなり、それによりさらに幅広い人口層での間接的な予防に有効になる」と述べている。
モリソン連邦首相は、世界的に見てもオーストラリアでのコロナウイルス感染による死亡者数の数は少ないとし、高いワクチン接種率をその理由に挙げている。
ソース: news.com.au – How much protection wanes from without booster against Omicron revealed