政治

NSW補欠選挙 与党保守連合に厳しいメッセージ

【NSW13日】   12日、NSW州の4選挙区で補欠選挙が行われた。与党保守連合が長期にわたって維持したベガで大敗するなど、有権者は厳しいメッセージを州政府に送ったようだ。

アンドリュー・コンスタンス議員が17年間維持したベガ選挙区は、13パーセント以上がマイケル・ホーランド労働党候補者に流れた。開票率は30パーセントだが、ホーランド氏の当確とみられる。

州野党のマッケイ元労働党党首のストラスフィールド選挙区は、ジェイソン・ヤット=セン・リー労働党議員が当選したが、0.6パーセントが与党保守連合に流れた。

ベレジクリアン前州首相のウィロビー選挙区は自由党が、バリラロ前州副首相のモナロ選挙区も国民党がそれぞれ続投となったが、両選挙区で与党から野党に票が流れる傾向が認められた。

ペロテット州首相は、”パンデミックに対する州政府の取り組みが選挙結果に影響を及ぼした”との見方を否定する。ベガ選挙区を失ってさらに少数与党政府へと追い込まれた保守連合政府は、無所属議員や緑の党(グリーンズ)らと取引をして法案を可決せざるを得ない。

州野党労働党のミンズ党首は、「選挙結果から州政府への不満が大きいと言える」「次回選挙で政権奪回が期待できる」と述べた。

ソース:abc.net.au- NSW Premier takes responsibility for by-election results in wake of Bega loss

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