生活

乳児用粉ミルク3種を緊急リコール

【NSW20日】   人気の乳児用粉ミルク3種が、サルモネラ菌およびクロノバクター菌に汚染された恐れがあるとして緊急リコールされた。

粉ミルク会社のアボット・オーストラレーシアは、乳児用粉ミルクのEleCare、Similac および Alimentumの3種を回収すると発表した。缶の底に書かれたコード番号の最初2桁が22~37の商品がリコール対象。K8、SH、Z2を含むコード、さらに消費期限が2022年4月1日以降の商品も対象になる。

NSW州保健局によると、アボット社の粉ミルクに関する感染症は報告されていない。できるだけ早く代替品の代用が奨励されるが、代替品が入手できるまでリコール対象商品を与えるべきとされる。サルモネラ菌およびクロノバクター菌ともに抗生物質で治療が可能だ。

米国の食品医薬品局によると、同社粉ミルクを摂取した乳児3人がクロノバクター菌に感染して入院した。クロノバクター菌は稀に髄膜炎、敗血症、小疾患を引き起こす可能性があり、乳児はハイリスクとされる。症状に発熱、号泣、怒りっぽさ、活力減退、食欲不振、腹痛、嘔吐、血便、腹部膨満などがあげられる。

アボット社によると、粉ミルクから菌は検出されていないが、米国の工場内の商品と接触がない場所からクロノバクター菌が認められたとして、自主回収を決めた。

ソース:news.com.au- EleCare, Similac, Alimentum baby formula products recalled

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