【ACT3日】 連邦政府のフライデンバーグ財務相は3日、NSW州とQLD州を襲った洪水による損失について、数十億ドルに上るとの見解を示したことが分かった。ただ、近く発表される連邦の予算案において、復興費用がどのくらい割かれるかについては、言及を避けた。
フライデンバーグ財務相によると、NSW州とQLD州で少なくとも13人の死者が出た今回の水害で、これまでに緊急の復旧支援金への申請数は14万5,000件以上に上っているという。同相は、水害による国内経済への影響は、深刻な被害がどのセクターやサプライチェーンに及んでいるかによるとの見方を示している。
さらに、2011年にQLD州を襲った洪水では、主要な鉱山や港に大きな影響が出たため、農業、観光、鉱業のセクターで総額40億ドル規模の損失となったが、今回は被害を受けた地域や被害の内容も異なると説明した。連邦政府の来年度予算は、今月末に明らかになる見通しだ。
ソース:news.com.au-Cost of east coast flood disaster revealed but Treasurer coy on budget support