【ACT14日】 2014年にマレーシア航空MH17機がウクライナ上空で撃墜された事件で、オーストラリアとオランダはロシアに対する法的措置を開始した。この事件で、オーストラリア人38人を含む298人が犠牲になった。
ペイン外務相とキャッシュ法務長官は14日夜、「2018年5月から、MH17機撃墜はロシアの責任にあると考える」「ウクライナへの侵攻と攻撃の増強を踏まえ、ロシアの国際法違反行為の責任を問い続ける必要が強調される」と述べ、オランダとともに国際民間航空機関(ICAO)を通してロシアに対する法的措置を開始したと共同声明を発表した。
2020年10月、ロシアは一方的に両国との協議から引き下がった。ロシアの地対空ミサイルによってMH17機が撃墜されたこと、ロシアからウクライナ東部の農地にロシア寄りの分離派によってミサイルが輸送されたこと、ロシア軍所有のミサイルであること、訓練されたロシア兵またはその司令下にある人物のみによって発射できたこと、撃墜後間もなくミサイルがロシアに返還されたことが証拠としてあげられる。
連邦政府はICAOに対し、ロシアの国際民間航空条約違反の宣言も求める方向だ。オランダは別に、同事件に関する4容疑者の終身刑を求めている。
14日、ペイン外務相はロシアの新興財閥33人と妻子らに対する新たな制裁措置を発表した。
ソース: news.com.au – MH17: Australia launches legal action against Russia for downing Malaysia Airlines flight