【ACT24日】 連邦政府のホーク移民相は24日、環境問題活動団体ブロックエイド・オーストラリアに参加し、今週ボタニー湾などで抗議活動を行ったドイツ人の兄弟2人について、ドイツへ強制送還すると発表した。抗議活動で車両通行止めになるなど、市民の生活に大きな影響が出たことが理由だ。
ホーク移民相は、「誰も彼らの行いを支持していない。愚かな行為であり、自国へ帰ってもらっていい」と話した。NSW州のトゥール首相代理もまた、「我々の決まりが守れないのであれば、ここにいてもらう必要はない」と発言していた。
兄弟が参加するブロックエイド・オーストラリアは今週、2日連続でボタニー湾で抗議活動を行っており、このため車両が通行止めとなり、救急患者への医療手当が遅れるなど、大きな混乱や障害が生じた。NSW州政府は、抗議活動により交通に混乱を生じさせた場合の罰金や禁固刑の厳格化を図る方針だ。
ソース:news.com.au-‘Taking a tough stand’: Australia to boot German climate protesters out of the country