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住宅価格成長率 20年5月以来の低水準

【NSW31日】  オーストラリア国内では、3月の住宅価格成長率が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウンが開始された20年5月の水準まで低下したことが、不動産市場調査会社、プロップトラックによる調査で明らかになった。金利の引き上げ、生活費の上昇、経済の不透明さなどが市場に影響を及ぼし始めたようだ。

 

調査によると、全国の住宅価格成長率は0.34%上昇にとどまった。都市別ではメルボルンが0.02%低下、シドニーが0.32%上昇とここ一年間では最も低い伸び率となった。プロップトラックのエコノミストのライアン氏は、「価格成長率は劇的に低下したが、これは過去30年で最も速い成長率を示した2021年との比較だ」と述べた。

 

国内で成長率が最高だった都市は、SA州のアデレードで0.84%上昇した。ブリスベンは0.49%上昇、パースは0.11%低下、ホバートは0.19%低下、ダーウィンは0.61%低下と軒並み低下している。

 

ソース:news.com.au-Home price growth falls to lowest level since start of Covid lockdowns: PropTrack Home Price Index

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